入店ハードルの低いおしゃれ過ぎないコインランドリーとは?

前回はコインランドリーというよりも店舗として継続するために考えたい事を中心に考えてみました。

それはあくまでも「運営」側のお話だったと思います。

今度はお客様の目線からみた気軽に入れるけどちょっとおしゃれなお店はどんなお店なのかを個人的な考察を含めて考えてみたいと思います。

このギリギリのおしゃれはどんな感じなんだろう?と考えていた時に出張先ではいった「ドトール」さんに答えがありました。

チェックインまでに少し時間があったのでPC作業をしようと入った駅前にあったドトールさんに入ったところたくさんのシニアの方々がいらっしゃいました。新聞をお読みの男性の方やゆっくり外を眺めている女性の方々がしかもおひとり様利用の方々が多くいらっしゃいました。

ちょっと気になって他の店舗も回ってみた所平日日中のドトールさんでゆっくりされているシニアの方々が多くいらっしゃいました。

濃い目の木目の多い空間でコインランドリーとしてはちょっと珍しい雰囲気をつくれると共に木目はランダムなもようなので汚れも目立ちにくく経年劣化が解りずらいという事もあり「これだ!」と思いました。

壁床天井の表装を変えるだけなら費用もかなり抑えられます。

一般的に男性が考えるおしゃれはクールにかっこよい方向に向きがちですが女性がメインで使う空間のおしゃれはあったかいかわいい要素を入れたいと思っていたのでココに什器や販促物でとがった感じではなく女性的な丸みややさしさをとりいれたPOPさをとり入れれば入りやすいのではないかという考えにたどり着きました。

ここからは試行錯誤のくりかえしです。実はおしゃれでかっこよいお店を男性が作るのは簡単なんです。

かわいいお店を男性が作るのは非常に難しいのです。

何か一つかわいいものを置くのではなく店舗に使うフォントからポスターや店内チラシ・テーブルからイスまでちょっとづつの組み合わせでかわいい感・温かみのあるイメージを積み重ねる事でお店の全体のイメージを積み上げます。

方向性が決まればそのベクトルに向けて一つ一つ作っていけばよくなります。

そこに無駄なお金はかかりません。表装の選択とそこに置く什器(たたみ台・イス・テーブルなど)とポスターやチラシを考えるだけです。

そうやって我々が考えるコインランドリーは作られています。まだまだ改善の余地やお客様の変化に合わせて行かなければなりません。

お客様に気軽に入って頂けて運営としても清掃しやすく年月が経っても経年劣化が目立たないというどの方向性にも妥協しないお店づくりが大切です。

もちろんこれは私たちが考えている方向性で正解はないと思っています。内装の話だけでなく店舗の販促物をどう掲示するか?

お客様に伝えたい事をしっかりと伝える為にはどうすれば良いのか?

そんなことも全体を通して運営としての店舗づくりを更新していくのが大事だと思います。

おじさんがかわいい要素を考えるのは本当に大変なんです(笑)

作成者:志水

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