コインランドリーを開業する上でストロングポイントとして必ず上げられる事が「人件費がかからない」というところです。
個人的にコンビニ5店舗と飲食店2店舗のオーナーをやってきた私としてはコインランドリーに出会って本当に感動しました。
コンビニ業界に未来はないなたら思って見切りをつけて早8年くらい経ちますが皆さんもご存知の通り大変な事になりました。
正直コンビニを1店舗回すリソースでコインランドリーなら10店舗くらい簡単に回せると思います。
色々な業界がシステムや生産性を上げて人件費を必死に抑える試みをしています。
これを逆に考えるとまだまだ「下がる余地」があるのです。企業努力で収益性を向上する事が出来ます。
コインランドリーはそこを既に達成してしまっています。そう基本的に売上を上げるしか収益を向上させるしかないのです。
コインランドリーのランニングコストはざっくり売上の1/3です。もちろん売上が上がれば上がる程この割合は下がりますが大体売上に比例します。
電気ガス水道+運営費です。したがって1/3ランニングコスト1/3賃料1/3粗利となります。
このバランスが今までのコインランドリーのイメージです。もし借入やリースがある場合はこの1/3から支払いをする事になります。
月の売り上げが60万円なら1/3は20万円てすし90万円なら30万円になります。
コレを考えても地主の方やテナント主の方がコインランドリーをする優位性がわかりますね。
逆にこのシンプルな構造が最大のストロングポイントですが今現在(2022年4月)世界的な有事が起こりエネルギー高と円安圧力が強まると
最大のウィークポイントになります。
生産性を高めたりオペレーションを変更して人件費を削減する事や小売りであれば在庫のコントロールで
一時的に耐え凌ぐ事もコインランドリーは出来ないのです。普段からただ「待つ」だけしかしてこなかった店舗はかなり苦しいはずです。
すぐに「値上げ」という選択肢に辿り着くと思います。逆にそれしか選択肢が思いつかないと思います。
こうなってくると「商売」として日頃からお客様へのアプローチやいかに売上を向上させるかと日々努力をされている店舗は逆にチャンスになります。
今のこの経済環境は長引く事も考えられます。そうなるとピンチはチャンスで競争原理が働き「残る店舗」と「残らない店舗」の淘汰の入口に
立ったのかもしれません。他の業界に比べて商売としてのリテラシーが非常にレベルの低い業界でしたがここからはいかに変化に対応して
あらゆる手を尽くして売り上げを取りに行く事や新しい試みをトライ&エラーを繰り返せる店舗がお客様に選んでいただける店舗になり
「残る店舗」になってくると思います。
逆に投資目的のみを考えていた方はもしかしたら「損切り」のタイミングを図る時なのかもしれません…
スクラップ&ピルドでそれでも店舗が増え続けるというのが本当の意味での成長産業なので
コインランドリーの店舗ではなく先に需要が増えていく様な試みを業界のみんなで出来たら良いんですけどね…
そんな思いで色んなSNSやYoutubeで「コインランドリーちゃんねる」やってます♪
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