コインランドリーが提供してる商品ってなんだろう?から考える
コインランドリーがお客様に提供している商品(サービス)ってなんだろう?と考えてみた事ありますか?これに意識があるかないかで全然変わってきます。商品を意識する事でお客様をイメージする事が出来るからです。
コインランドリーの提供する商品は大きく分けて2つあります。
・一般衣類のお洗濯
・お布団や毛布などの大物洗濯
細かく言うとスニーカーランドリーやカーテンは?など出てくると思いますが大きく分けてこの2つになります。
ではこの2つの商品は何と戦っているのか?
・一般衣類
こちらの商品は「お家でお洗濯をする」事と戦ってます。雨の日にコインランドリーにお客様が集中するのはお家で干す事が出来なくなるからです。普段はお家で「無料(洗剤代・水道代・電気代・洗濯機本体などなどかかってますが…)」で出来る家事と戦っているわけです。洗濯機がお家にない、壊れた、仕事の時間が不規則、時間がない、洗濯がきらい、めんどくさい、などなど一般的に日常的にコインランドリーを使われる客層は非常に薄くなってきます。無料と戦うのは至難の業です。
・大物洗い
こちらは一般的にはクリーニング店と戦っていると言われます。確かにコインランドリーでお布団を洗えばその日に持って帰る事も出来ますし、クリーニング店の約半額ほど、毛布などはまとめればまとめて持ち込むほど1枚あたりの単価はお安くなります。そしてなんと言っても「晴れの日」の方が乾きやすくふわふわになりやすいのでお店としてはココに対しての販促活動をするともっとも効率よく取り組めるのではないかと思います。
と、ここまでで「じゃ大物洗いとか訴求したらガンガン売上あがるじゃん!」と思われがちですがここに一つ大きな盲点があります。そもそもお布団や毛布を洗う習慣がない。だからその選択肢すらない、という事です。
「まずお店を知ってもらって一度でも良いので大物を洗ってその満足度に気が付いてもらう」コレが取組むべき事、だと思います。
よく「モノ消費・コト消費」と言われますが、コインランドリーは「コト消費」なので「体験してもらって満足してもらう」の仕組みをどう作るか?という事です。なので最近のランドリーはお布団に特化したサービス展開をした所が増えているんだと思われます。「商売」としてコインランドリーをしっかり捉えて考察して、仮説→実行→検証する。この経験が個店個店の売上向上の方程式を作り上げます。すぐに結果が現れるというのが難しい凝縮ですがじわじわと上向いて来ます。
普段からランドリーの現場に立っているとまだまだ「初めて使う」「使った事ないので怖い」というお声がを沢山聞きます。まだ90%のお客様が潜在顧客として足元商圏にいらっしゃいます。ターゲットをしっかり意識して大物を持ってきてもらう為に「どう足を向けてもらうか?」「目に留まるか?」の販促活動を意識してみると良いかも知れませんね♪
作成者:志水